恋は桃色

BAR HAPPY END×FERRET COFFEE×反射炉ビヤ

 静岡県、三島市のBAR「HAPPY END」企画、同じく三島の「FERRET COFFEE」がコーヒー豆焙煎を行い、それを使用して「反射炉ビヤ」がビールを醸造する、トリプルネームPROJECT。
 世界的に流行している、桃を漬け込んだインフューズドコーヒー豆(4kg、20 万円)を贅沢に使用し、フルーティーなアロマが華やかに広がるミルクスタウトをつくりました。賞味期限は 3 年と瓶内熟成も視野に入れ、アルコール度数はワインにも匹敵する11%設定。香り高く、コーヒーと共にココナッツシュガーの上品な甘みも加わることで味わい深い、まさにプレミアムなビールです。
 食後に葉巻やチョコレートとご一緒に、大きめなワイングラスなどでゆっくりとお召し上がり下さい。

【PROJECTの経緯】
BAR「HAPPY END」の栗原が、若い頃に呑んだ、あるビールが忘れられない。という会話から、「私たちでつくってみましょう!」と始まった企画。BAR、コーヒー、ビール、それぞれのプロ達が集まって、同じ方向を向いて動き出しました。焙煎家の川平による桃のインフューズドコーヒーの風味を最大限に引き出す技術よって、バレンタインギフトにもピッタリな史上最高のコーヒービールが出来上がりました。

〈テイスティングコメント〉
【外観】
濃い黒色
【香り】
ココナッツシュガー由来のやさしいアロマが感じられ、その後、コーヒー由来の芳ばしくリッチで、桃のようなフルーティーな香りが華やぎます。芳ばしさとまろやかさが合わさり、より贅沢な印象です。
【味わい】
口に含むとコーヒーのフレーバーが贅沢に広がります。桃の風味も合わさって、品のあるニュアンスが感じられながら、余韻ではミルクスタウトならではの優しい甘みを楽しめる極上の一杯です。
【食べ合わせ】
チョコレートと一緒に、大きめなワイングラスなどでゆっくりと頂きたいです。

【BAR HAPPY END 栗原氏コメント】
あの味を再現してみたい!あれから、3年ぶりに新しく珈琲ビールをつくることになりました。ウイスキーのフレーバーで、ある一部の最高級のモノに限り、桃の香りが出てくるものがあります。材料に桃を使っていないのに、なぜでしょう 蒸留酒の不思議で楽しくもあるところです。そんなウイスキーが人気になっている頃、 桃の香りのする珈琲を飲みました。嗜好品の世界で、お酒や珈琲がボーダーを超えて共通点があるのだと気づきがありました。『ここが何処なのかどうでもいいことさ どうやって来たのか忘れられるかな』という細野晴臣さんの歌詞にあるとおり、それは場所やカテゴリーさえも関係のないクロスオーバーしていくビールにぴったりのマテリアルだと感じました。そんなジャンルを超えたボトルのデザインは、さとうなつみさんにお願いをしました。ぜひ何本か買っていただき、1年後に飲んでみてください、瓶熟成します!今飲んで、もちろん美味しいですが味は右肩上がりで登っていきます。何年後まで美味しく育つのでしょう。そのための蝋封です。蝋封とは、空気に触れさせない工夫と、手作業で行うため、一つとして同じものはないオリジナルのデザインにもなります。恋は桃色、ぜひご賞味ください。

【FERRET COFFEE 川平氏コメント】
「桃のインフューズドコーヒーを選んだ理由」 世界的に流行している副原料を漬け込んだコーヒーである、インフューズドコーヒー。 無限の味わいの可能性を秘めた新しいコーヒーのスタイルです。「そんなのコーヒーじゃない!」 と言った意見もありますが、 果たしてそうでしょうか。 肥沃な土地が手に入らない生産者が精選技術を磨き新たな可能性を開拓出来るコーヒー。コーヒーに興味の無い人でもビックリして虜になってしまうようなチャーミングなフレーバー。コーヒー産業の明るい未来のための一役を 担う存在になりえるはずです。 生産国のテロワール由来の風味を重要視することは、もちろんとても重要なことです。 しかし地球環境の変化により古来からある栽培品種の発育が困難になるエリアも年々出てきています。 そんな中、単一では個性に欠ける栽培品種もインフューズドの精選技術が伴えばとても魅力的な風味を醸し出します。 地球の変化と共にコーヒー愛好家の趣味嗜好も柔軟に変化した方がいいのでは無いでしょうか。 このコーヒーを使用した理由は、 環境問題に対する私なりの気づきやメッセージがあります。 今回は桃のインフューズドコーヒーの風味を 最大限に引き出す焙煎を施しています。しかし醸造過程で風味が全て失われてしまう可能性もあり、チャレンジでした。初めてのテイスティングでその不安は 吹き飛びました。 桃のインフューズドコーヒーの魅力を100%写し込んだコーヒービール「恋は桃色」 是非多くの人に召し上がって頂き感じて頂きたいです。

【ラベルデザイン さとうなつみ氏コメント 】
HAPPY END はお酒とレコードのみならずバーの空間を構成する全ての要素に栗原さんの一足早いメッセージがこもっています。 「意味なんてないんだよ」と言いながら結局強いメッセージ性の残る栗原さんのチャーミングなお人柄がこのビールにも表れていると感じました。 川平さんのコーヒーは、軽やかさの中に何層にも重なる香りと風味が、私がそこに辿り着くまで静かに待っていてくれるのです。この関係はコーヒーと鑑賞者で成り立つあるひとつの芸術作品でした。 経済的背景、地球環境に対する思索、現地での豆の買い付けが支える説得力、それらが一杯のコーヒーになるまでの過程に川平さんの愛を感じます。 バーに足を運ぶ度にレコードのジャケットと音を通して体験する“ここではないどこか”の抽象的なイメージが今回のラベルデザインを支えています。 テイスティングのインスピレーション受けて描いた何十枚ものドローイングの中から残ったこの一枚で、POPさと上品さ絶妙なバランス感を意識して調整しました。 お二人と反射炉ビヤさんの出会い、細野晴臣さんの歌詞、桃、コーヒー、ビール、様々な構成要素で生まれたこの作品はビールの形をしてはいるものの、もはやビールじゃなくてもいいとすら思えてしまいます。 原料や惜しみない手間に支えられた上質なビールでありデザートのようですらある、 この贅沢な作品を手に取っていただけるきっかけを担えていればと思います。

商品名
恋は桃色
ビアスタイル
Coffee Milk Stout
アルコール度数
11%
IBU
28
商品サイズ
ケグ販売サイズ 10L
ボトル販売 330ml
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