甲州微行2022

ペイザナ中原ワイナリー、ドメーヌ・オヤマダ、小山田幸紀氏の栽培した葡萄(デラウェア)に付着した自然酵母を使用してビールを今年も醸造!「デラウェア」を主体としているドメーヌ・オヤマダのフラグシップ白ワイン「BOW! 白」をイメージしてビール仕込みを行いました。今年は特にアロマティックな一杯!毎年異なる、自然酵母が醸し出す複雑かつ伸びやかな香り、味わいをぜひお楽しみください。

【造りのこだわり】
今年もエール麦芽とサワー麦芽のみを使用して麦汁を作成。例年よりもさらに低温にてゆっくりと発酵させることで、自然酵母の繊細なエステル香がホップ香と合わさり、リンゴやカリンなどの凛とした風味が表現されています。またサワー麦芽と酵母の発する爽やかな酸味が、良いアクセントとなって仕上がりました。もちろん今回もボトル、樽生共にナチュラルカーボネーションで仕上げています。
〈テイスティングコメント〉
【外観】
少々濁りのあるイエロー
【香り】
皮をむいたリンゴ、カリン、レモン、アセロラなどを思わせる甘酸っぱいフルーティーなアロマが感じられます。果実の香りが層を成して繊細に絡み合い、白ワインを彷彿とさせるアロマティックな印象です。
【味わい】
口当たりは爽やか!香りでも存在したリンゴや柑橘系の果実味と、乳酸や揮発酸など複数の重なった酸味が織り交ざり、イキイキとした味わいを感じさせます。味わいの終盤では、自然酵母とホップからなる心地良い渋みや苦みによって、最後の余韻まで楽しめる印象です。
【食べ合わせ】食中酒に最適だと思います。白身魚の西京焼きなど、日々の食卓料理と合わせたいです。

「ドメーヌ・オヤマダ」×「反射炉ビヤ」コラボレーションビールにあたって

 

ドメーヌ・オヤマダ 小山田幸紀氏

2011年に小山田氏を中心にペイザナ農事組合を設立。2014年に共同醸造所であるペイザナ中原ワイナリーを設立。ドメーヌ・オヤマダは栽培から醸造まで一人でこなし、培養酵母を使用せず自然酵母でナチュラルなワイン造りをされています。常に収穫にたくさんの人が集まるの

も、小山田さんの仕事へのストイックな姿勢、情熱に加え魅力的な人柄によるものだと思います。高い醸造技術に加え、「ブドウのポテンシャルを追求し、いたずらにワインを汚さない」という信念のもと作り出されるワインはまさに小山田さんそのものとも言える、一言では説明できない奥深さを感じます。

2022年の「甲州微行」づくり

小山田さんは私がワイン醸造学を学んでいた学生時代の時から大変お世話になっている、心から尊敬する醸造家です。今回も葡萄の笠かけ、収穫から手伝わせていただきました。小山田さんが栽培する葡萄の自然酵母を使用してのビールづくりは今年で5年目。試行錯誤していく中で、20℃以上の高温度帯の発酵よりも、それ以下の低温度帯発酵の方が、華やかなアロマや酵母が放つ酸味がより引き立ち、情報量の多い面白みのあるお酒に仕上がっていくと感じていました。
2022年はその傾向へとさらに舵を切り、16~17℃での低温発酵にこだわりました。低温のため、発酵は今までの最長となる約1か月間も続きましたが、ゆっくりと着実に「BOW! 白」を彷彿とさせるアロマティックな一杯へと仕上がってゆきました。5年目にしてさらに進化した、他では見かけないような興味深いビールになっていると思います。年を追うごとに一歩一歩、自然酵母ビールのレベルを磨き上げていきたいと改めて感じながら、今回の仕込みも、ナチュールワインとクラフトビールの1つの架け橋になればと思っています。

甲州微行のラベルについて

江戸時代、伊豆と山梨はともに幕府の直轄地「天領」でした。
そこでビールの名は山梨と伊豆の友好の懸け橋になってほしいという思いから、韮山反射炉を築造した「江川太郎左衛門英達」がかつて山梨の地に向かった「甲州微行」より命名しました。そして今回のラベルでは、反射炉ビヤが山梨へ原料となる葡萄をいただきに向かったことに重ね合わせ、
反射炉ビヤの象徴とも言える「江川太郎左衛門英達」が時空を超えて山梨へゆき、小山田氏とお酒を酌み交わしている場面を表現しました。

商品名
甲州微行2022
ビアスタイル
自然酵母ビール
アルコール度数
5%
IBU
12
商品サイズ
ケグ販売サイズ:10L、15L、20L
ボトル販売:330ml、750ml、1500ml
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