甲州微行NO BUBBLE 2020

ペイザナ中原ワイナリー、ドメーヌ・オヤマダ、小山田幸紀氏の栽培した葡萄(デラウェア)に付着する自然酵母を使用したビールが、オーク樽熟成Ver.となって新登場!昨年発売の「甲州微行」と同じ酵母で、樽発酵、樽熟成に合わせた、Alc.9%の骨格のあるスタイルで仕上げました。反射炉ビヤが初めて挑戦する、ワインの世界へより近づけたビールの常識を覆すような一杯。ワイングラスでゆっくりと楽しんで欲しいという思いから、あえてガスを施さず「NO BUBBLE」とさせていただきました。ワインとビールの世界の狭間に立つ、葡萄による自然酵母ビールの新たなる境地をぜひお楽しみ下さい。

〈テイスティングコメント〉
【外観】
濃いめのオレンジ
【香り】
トップで黄桃、リンゴ、サクランボ、パパイヤなどを思わせる果実の要素が、熟した印象が重なることにより、華やかでありながら上品に香ります。温度が上がるにつれて、香りの情報量は増していきます。
【味わい】
口中ではアロマでも感じられた桃を思わせるフルーティーさが華やかに広がり、樽熟成によって丸みを帯びた酸味が心地よく感じられ、食欲を刺激します。中盤から自然酵母や樽熟成からなる、これまた心地よい渋みが現れ、ワインを思わせるような贅沢な余韻をつくりあげています。トップの人懐っこい印象がありながら、気品のある余韻を持つ点が、このビールの魅力的な部分に感じます。
【食べ合わせ】万能な食中酒になると思います。餡がかかった揚げ出し豆腐と合わせたいです。

 

「ドメーヌ・オヤマダ」×「反射炉ビヤ」コラボレーションビールにあたって

ドメーヌ・オヤマダ 小山田幸紀氏

2011年に小山田氏を中心にペイザナ農事組合を設立。
2014年に共同醸造所であるペイザナ中原ワイナリーを設立。
ドメーヌ・オヤマダは栽培から醸造まで一人でこなし、培養酵母を使用せず自然酵母でナチュラルなワイン造りをされています。常に収穫にたくさんの人が集まるのも、小山田さんの仕事へのストイックな姿勢、情熱に加え魅力的な人柄によるものだと思います。高い醸造技術に加え、「ブドウのポテンシャルを追求し、いたずらにワインを汚さない」という信念のもと作り出されるワインはまさに小山田さんそのものとも言える、一言では説明できない奥深さを感じます。

反射炉ビヤ 醸造士 山田隼平コメント

小山田さんは私がワイン醸造学を学んでいた学生時代の時から大変お世話になっている、心から尊敬する
醸造家です。葡萄の笠かけ、収穫から関わらせていただき、これまでの経験を集約したビール造りを行ないました。小山田さんの自然酵母をより感じ楽しむことを目標とし、ビールの骨格をワインの条件に寄り添わせることは、私にとっての「クラフト」であると考えています。そして今回の仕込みもナチュールワインと
クラフトビールの1つの架け橋になればと思っています。

甲州微行のラベルについて

江戸時代、伊豆と山梨はともに幕府の直轄地「天領」でした。
そこでビールの名は山梨と伊豆の友好の懸け橋になってほしいという思いから、韮山反射炉を築造した「江川太郎左衛門英達」がかつて山梨の地に向かった「甲州微行」より命名しました。

そして今回のラベルでは、反射炉ビヤが山梨へ原料となる葡萄をいただきに向かったことに重ね合わせ、反射炉ビヤの象徴とも言える「江川太郎左衛門英達」が時空を超えて山梨へゆき、小山田氏とお酒を酌み交わしている場面を表現しました。

商品名
甲州微行NO BUBBLE 2020
ビアスタイル
樽熟成自然酵母ビール
アルコール度数
9%
IBU
13
商品サイズ
ケグ:10L
ボトル:750ml
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