
「よみものとのみもの」をテーマに、書籍とお酒の組み合わせを提案することで新しい飲酒体験や読書体験の広がりを持たせる「Ale&Books&Cider」。本企画に伴い、反射炉ビヤ醸造「余白 -Jasmine Nitro Saison」のラベルデザインについて今回はセルフ特集します。

元々のラベル構想は、「缶のラベルの中に(実写の)缶があったら面白くね?」からスタートしました。その後に缶と本のあいだを繋ぐ構想までは、時間としてそう長くはかかりませんでしたね。缶から飛び出したイメージが本へ、本から飛び出したイメージが缶へ。いわば「缶を読む」、「本を飲む」ということ。動作主と動詞の反転などを考えています。
両者間を繋ぐラベルは、実際に印刷して貼付・撮影を行いました。缶の「Blank」は余白の英語訳、本から飛び出た文章は「ABC Zine」に寄稿した書評のセルフパロディです。うねりの部分に反射炉ビヤと『ALE&BOOKS&CIDER』、それぞれのロゴを載せました。

当初はこのままモノクロベースで行こうと思いましたが、中々挑戦的な印象だったので背景と帯部分はカラーに。「淡い青緑×山吹色」でまとめています。
背景は、余白としての透明感(やプリンセスカラー)、「ジャスミン茶」として中国の青磁器っぽいニュアンスなど、諸々な要素が入り混じっています。白色じゃないけど、余”白”。実際に手に取ってみると、背景はただの無地じゃないことがお分かりになるかと。 ちなみに、帯部分は書評元の図書の背表紙より。タイトルの文字も再現しています。
手は元々入れる予定ではなかったのですが、紡ぎ手や読み手、飲み手、書き手の「手」として入れることにしました。

裏ラベル部分のモチーフは、実際の本の裏表紙をモチーフにしています。バーコードがラベル上部に位置している点がポイントです(缶製品のバーコードは、読み込みの関係で基本タテがメジャー)。背景色は今回の『ALE&BOOKS&CIDER』に倣って橙色に。
さて…話は長くなってしまいましたが、「余白 -Jasmine Nitro Saison-」、ビールももちろんですが、ぜひラベルも一緒にお楽しみください(もちろん読書のおともにも!)
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